ぶなの木文庫

2016年01月

去年の10月から12月まで2か月間、小学校で非常勤の先生をやりました。

何せ、25年振りの教壇だから、どうかなあと思いましたが、おばさんになって肝っ玉が太くなったのか、大変だったけれど、楽しかった、というのが実感で、最後の挨拶の時も、「楽苦しい時間でした。」と感想を述べました。

国語と、図工とどっちがいいですか?と聞かれ「今の単元は何ですか?」と聞いたら「ちいちゃんのかげおくり、です。」とのこと。即決で、「図工にします」と言いました。まだ「ごんぎつね」とか「もちもちの木」が教材になっているようです。
いつも不思議に思うのだけれど、どうして教科書に採用される物語はセンチメンタルなものばかりなんだろう?子どもはセンチメンタルは嫌いなのに。

このことを息子に話したら、「お母さんのその対応は、ちょっと敏感すぎネ?あくまでも教科書に載ってるのは教材なんだよ。そう割り切ればよくない?」と。「でも、子どもの文学として、たとへば『ごんぎつね』なんか最後死んじゃうんだよ。子どもの文学は、人生を肯定的に表現したものが望ましいと思うけどね。それに『泣いた赤おに』なんか、親友の不幸の上に自分の幸せを築いちゃう話だよ。文体もぺったらぺったらしてて、情景が頭に浮かび難いし」というと

「それは、そうだけど、おれの小学校の時の先生は『泣いた赤おに』を教材にして賛成派と反対派に分けて討論させたよ。おれは、あの話大っ嫌いだから、ばんばん批判の意見言った。嫌いな子の方が多かった。で、最終的に友達を犠牲にして一方が幸せになるのは、本当の友情じゃない!って結論になったと思ったなあ、先生もその意見と同じって言ってた。あれはすごく白熱した議論だった。そういう意味ではみんなからあんなにたくさん意見を出させる教材だったってわけ」
という息子の話を聞いて
「が~ん!」と頭撃たれた気になった。
その息子の担任の先生、すごいと思った。指導書通りの授業じゃなかったけれど、その教材使って人生の真実を子どもから導き出してる!
まいったなあ、と思った。そのこと、その時に知りたかったなあ、と思ったけど、大人になったからこそ、こんな風に言葉化できたんだと思う。
それで、あ、もう時間ないや。続きはまた、後で。

2016年になって早や12日も経ってしまった。ブログを更新しよう更新しようと思いながら、なんやかやと忙しくしていたら、あっという間に12日!

今年も早く過ぎてしまいそうぅぅぅ~。
細切れの時間にちょちょっと、って書けないから、こうなるんだな。今年はちょっとした時間でも書けるようにしよう!
今年のお正月は、いつもと違っていた。毎年、31日は夫の誕生日なので、家族そろってパーティーをするのだが、今年大学を卒業した次男が仕事で6日まで休めないという。きっと、家庭持ちの人が年末年始休むので押し付けられて断れなかったんじゃないかな。そこで、6日に誕生日パーティーをやることにしたので、年末のおせち作りは、黒豆となますと粥の汁だけ。気の抜けたその分のんびりした年末だった。
1日は家族で新年勤行会に行った。ニューヨークのメンバーの活躍のVODを見て元気をもらう。
2日は、午後から、夫とバイクで「スターウォ-ズ」を見に湘南のシネコンへ。あんまり期待しないで行ったのが良かったのか、2時間16分があっという間だった。ハリソン・フォードが見た目、意外に変わらないのに、レイア姫のキャリー・フィッシャーが年とった感がありありで、かわいそうだった。外人の男の人ってなんで若く見えるのかな。
3日はバイクのタイヤ交換しに幸浦のバイク屋に行く。その帰りに、三浦海岸の「ナツメグカフェ」でランチ。ここは何を食べてもおいしい。三浦の新鮮な野菜をたくさんつかってるからだろうけど、ご主人の料理のセンスもいい。夫はやっぱり定番のグリーンカレー、私はランチの、アジアンチキン丼。チキンがすごくおいしかったから、ココナツミルクをコーティングしてるのかと思ったら、ピーナッツバターを使ってるとのこと。うーん、これは家で再現せねば、と思う。
そして、食後に「あんこミルク」を。
これが、ものすごくおいしくてほっとする味。家でやってみたけど、同じ味にはならなかった。
4日はバータスのお見舞いに行く。元気そうで安心。
5日は家で、家事。
6日はパーティーの準備で買い物したり、お料理したり。久しぶりに家族そろって楽しかった。
だんだん、滝谷家恒例の誕生日には家族で集まるってのが皆それぞれ忙しくなって、無理になってきてるのかな。と思って、夫に「今年からやめにしようか?子ども達も負担じゃないかな」と言ったら、「そうかな、無理強いしなければいいんじゃない。やめることはないと思うよ。」とのこと。「そうだね。」
あつまれば、それなりに子ども達も楽しそうだし、帰りにはおかずをたくさん持たせてあげるから、喜んでるしね。家庭を持つまでは続けようと、思ったのでした。
7日は友達でお茶のお稽古してる方の所へ「初釜」へ。
私は習ってるわけではないけれど、お客の係りで飲む役。
その友達の作る「はなびらもち」が絶品。どんな高級和菓子屋さんも勝てないと思う。一緒にお連れした友人も感動していた。
今日はここまで。

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