大阪堺に行ったついでに、一日だけ京都に寄りました。うちのことがちょと心配だけど、このくらい、いいよね!と自分に言い聞かせ、駅から離れたところで、下賀茂神社の近くにお宿をとりました。19日までの企画で一泊朝食付きで5400円、でもじゃらんのポイントが1000円分たまっていたので、4400円でした。ぼろっちいところかと思ったら、高野川のほとりに立つ上品なホテルで、お部屋も狭いながらも、清潔で、感じいいし、大浴場が広くて気持ちよかった。
朝食もバイキング形式で、パンの種類がたくさんあったのがよかったし、京都のおばんざい的なおかずがたくさんあって、ちょっとずつ盛って、たくさんの種類を食べました。広いガラス張りの枯山水のようなお庭を眺めながら食べる朝食は、とってもリッチな気分でした。
次の日は、20時45分発の新幹線を予約してあったので、一日できるだけ楽しもうと思って、ホテルで自転車を借りて、まわりました。川沿いの道を風を切って走りました。子どもがいないときは、オフロード用のバイクTDRに乗っていたので、その快感を思い出しました。
下賀茂神社は「糺の森」を見たくていきました。人があまりいなくて、木が生い茂っている薄暗い森の中に小川が流れ、そのほとりにぽつんぽつんと赤い彼岸花が咲いているのがなんとも美しく、しばしぼーっと佇んでしまいました。
この森の広さは3万6千坪だそうです。広すぎて全部は回りきれませんでした。糺って何て読むのかわからなかったのですが、「ただす」と読むそうです。
この森は紀元前3世紀ごろの原生林と同じ植生が今に伝えられていてユネスコの世界文化遺産にも登録されているそうです。
京都の都市の中心部分にこんな広大森があるなんて、京都っていいな、と思いました。東京も皇居を解放してくれたらいいのに、きっと中の森はこんなかなと。そういえば、仁徳天皇陵も昔は自由に入れて、水路でエビなんか捕まえたとガイドさんが言ってました。世界遺産登録してからは、宮内庁が厳重に管理していて中には入れないそうです。なんかもったいないな。
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