またまた、川越のイングリッシュブルーベルでの平塚ミヨさんのお話会、最初の会から行ってるから、もう何年になるかなあ。今回も本当に楽しかった!
今回申し込むにあたって、なんとなく引け目はあった。まだ平塚さんのお話聞いてない人に聞かせてあげたほうがいいんじゃないかって・・・でも、エゴが勝った。
そして、なんと、私が聞きたかった、「お話を運んだ馬」をやってくださったのだ!
そのプログラムは以下
おはなし!おはなし!
*のはらうた・・・詩 くどうなおこ 「のはらうた1-V]童話屋
*天の神さま金んつなください・・・日本の昔話 「同名の絵本」 福音館書店
*お話の名手ナフタリと愛馬スウスの物語・・・シンガー作 「お話を運んだ馬」岩波書店
*なぞなぞのすきな女の子・・・松岡享子作 「同名本」 学研マーケティング
*かんたさまのいびき・・・松岡享子作 「くしゃみくしゃみ天のめぐみ」 福音館書店
*お話のだいすきな王さま・・・エチオピアの昔話 「山の上の火」 岩波書店
まず、最初は「のはらうた」
私はそんなに、好きではないんだけれども、これは別物。平塚ナイズされてて、
もう平塚ワールド。のはらむらにいって、癒された~いと思ってしまいました。
「天の~」は私は題は知っていたけれどもちゃんと聞くのは初めて。方言がやらかくて、あったかくていいなあ。これは「うりこひめこ」「天とうさん金の鎖」「おおかみと七ひきの子ヤギ」と同じ系統のはなし。でも、最後がいいから、この話にしている、とおっしゃった。本当に最後がほっとする、安心する、あったかくなる、そんな最後。
日本昔話百選の「天とうさん金の鎖」は、子どもが食べられちゃうところがすごくこわい、安易に怖いところをなくしたり、変えたりするのは興ざめだけど、平塚さんの語ってくれた今回の話は、ちゃんとスリルとサスペンスがあって、で、なおかつ安心な最後で、満足感がいいな。これは語りたいリストに入れたいな。この絵本は今絶版らしいけど。
次は「お話の名手ナフタリ~」最初の、小鬼の話がカットされていたのが意外、でも、題名からすれば、やはりこの物語は愛馬スウスとナフタリの心の交流の物語なのだから、後半のスウスとの物語を中心にすえて、物語を短くしたのだろう。
でも、私は前半の、小鬼の話や本屋のいう言葉などが好きだ。外せないと思う。でも、後半はもっとはずせない、ああ、短くするなんて難しいよ。でも全部やったら45分はたっぷりかかる話、出すところがない。でも、このお話は高学年の子や、中高生に是非読んでもらいたい話。その意味では、ダイジェストでも、このお話を紹介する意味はある。そのままにしていたら、絶対手に取ってもらえない話だもの。
それにしても、最後、スウスが亡くなるところではいつも、涙が出ちゃう。ナフタリと平塚さんが重なる。
少し休憩して
後半は「なぞなぞ~」この本がこんなにおもしろいなんて、(松岡先生、すみません)びっくり。なぞなぞって、やはり、読むだけじゃだめね。やりとりが楽しいんだと思う。そしておおかみさんはどうなったの?ってところは言わないで「どうなったか知りたい人はこの本読んでね」となる、「うん、読む読む、絶対読む」と、こうなるよね。上手だなあ。子どもたちを本に向かわせるテクニック、がすごい、経験に裏打ちされた、やりかた。すごく参考になった。
次は「かんたさま~」ただただ、のびやかに、おかしくて楽しい話。心が解放される感じ。
最後が「お話のだいすきな~」これは、おにろくのメンバーが語ったのを聞いて是非やりたいと思ったのだけれど、すごく間が難しくて、ちょっと途中であきらめて、ほおってあった話。でも、私が難しいと思ったところも、なんなく語ってらして、あれ、どこが難しいと思ったのかな、ってわからなくなったくらい、平塚さんの話になってた。
ああ、本当に楽しくて、心が解放され、また頑張るぞとエネルギーをもらった。
お話のあとは、楽しいティータイム、いつものようにデザートもさりげないけど「ムムッ、ウーン」とくるおいしさ。お茶もおいし。今回はラッキーなことに平塚さんと一緒の1階。先日のおにろくのときにメモしそこなったことを聞けたし、楽しいお話でした。また会えるのはいつかな。