ぶなの木文庫

2010年12月

 今日はH先生のストーリーテリング勉強会だった。

プログラムは

 1、こびととくつや           子どもに語るグリムの昔話6

 2、かしこいモリー          おはなしのろうそく1

 3、お話を知らなかった若者    子どもに語るアイルランドの昔話

 4、ブレーメンの音楽隊       子どもに語るグリムの昔話4

 5、かえるの王さま          子どもに語るグリムの昔話2

で、私は3を語った。東京子ども図書館でのお話の講習会でのアドバイスをふまえて、笑わないよう気をつけて、最初から雰囲気を作って語った。

やっぱり、何か所か間違えてしまったがなんとかつくろった。

でも、H先生が「やっと自分のお話を見つけたわね。あなたにピッタリのおはなしですね。」とおっしゃってくださった。とてもうれしかった。とてもよかったけれど、とおっしゃって、以下のご注意

*もう少しゆっくりと語ったほうがよい、特に男たちとのやりとりのところ、

セリフなどももっとゆっくりいったほうがこわさがでる。でも語尾はきえないていどに。

*大きな男は普通の男じゃないということを忘れずに。

*若者のイメージをもっと内気な感じに、特に最後のほうの長セリフを若者になりきって話すこと。

*自分が語っている時に、泣いたり、笑ったりせずに、超然としていることが大事。

帰りにみなさんでランチ、本郷台駅まえのお寿司屋さん、海鮮チラシ、たくさんの種類の刺身が入っていて美味。おみそ汁もチャンと出汁がきいていておいしかった。

そして、会話も楽しかった。誠に同好の志との語らいほど楽しきものは無し、だな。

昨日は最後の、実習だった。

最後だから、チャレンジなものにしようと、「ピクシーのスカーフ」にしようと思ったのだけど、今の私にはむりだなと、練習し始めて、認めざるを得なかった。で、ぎりぎりまで悩んで、やっぱり、「お話を知らなかった若者」をやった。最後まで、一回も完璧にならず、本番に突入。

案の定、何か所も間違えたが、違う言葉でごまかした。最後の、パディのせりふ、が改善の必要あり。

K先生曰く「怖い話なんだから、自分が笑わないように、三枚のお札の時もそうだったが、わらってしまってはだめ」とのこと、緊張してて、笑ったかどうか自覚がないが、みんなが笑ってしまった所が何か所かあった。

Sさんがこんなコメントくれた。「いやいや、アイルランドができるってうらやましいねえ、怖い話なのになんで笑っちゃうのかって途中で思ったけど、やはりOOO-の絶妙な間が自然に笑いを誘ったんだと思うよ。しいていうなら、導入で、雰囲気をもっと作ってもいいかもね、導入はどんな話かがわからないから、おかしみが垣間見えると、OOO-のことだから面白い話に違いないというチャンネルにあってしまうのを避ける意味で。」鋭い指摘で、これは、私の課題だな。私って、いつも、真面目な話の時も、よく笑われてしまうからね。

とにかく、自分らしいあじのある語りができるようになりたいな。

それにしてもFさんの「やぎのズラテー」には泣かされました。長い話で創作だから、途中二回ほど止まったけど、そんなこと何にも関係ないくらい、感動した。ズラテーの健気さ、かわいさ、シンガーもおんなじ目にあったんじゃないかと思うほどの、雪に閉じ込められている時の、細かい描写。ほんとうにいい話です。Fさんの話がトリだったので、話し合いに移っても、感情が残ってしまって、涙が止まらずに困った。Sさんが「目、腫れてるよ」と言ってたくらいに泣いてしまいました、

終了後、みんなで、白龍に行きランチ、私は肉野菜いため。おいしかった。

そのあと、Iさんの案内で国際子ども図書館を見学、今まで知らなかった上野も知ることができたし、秋の上野公園も散策できた、で、国際子ども図書館は古い建物をとてもよく保存してあって素敵だった。こんなとこで働けてIさんがうらやましいな。でも、次転勤したら、全然関係ない部署に行かされてしまうんだって。なんだか、不合理だな。

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